2016.06.03
中学生、高校生はまだこども…
こんな言葉は聞き飽きました。
はっきりと言えば、中学生、高校生をこどもにしているのは周りの大人。特に、先生や親ですね。
僕は中学卒業したら、社会的には未熟でも自分で選択し、自分で考えることができないともう遅いと思っています。
もう一度、ハッキリと言えば、中高生をこどもにしているのは社会の大人たちです。
そういう人たちは、こどもを未熟だと決めつけて、綺麗にレールを敷いてあげることで満足するんです。
そして、5年〜10年後、その子たちが自分自身の道を見つけた時には「期待を裏切った。」となるのです。
もう、今までみたいな常識だけで生きていくことができる時代ではなくなってきていることを認めましょう。
中高生も自ら考え、行動するための知識や力ももっているんですよ。
目次
大学生になっても自立できないのは中高の時にレールを作られたから
自立していない大学生多くないですか?
僕自身も正直1、2年生の時にはそうでした。自分で選択し、自分で進むことを知りませんでした。(集団に合わせて行動することばかり)
学校では出された課題を6割くらいで出して、やった感だけで満足していました。
これでもちゃんと単位が取れたのは全体的な空気感がそれだったから。もし、先生が僕の単位を落とすとすれば、9割以上の人の単位を落とすことになってたでしょう。なので、できないことも知っていました。
こうして、学生を終えて、いわゆる社会人となって思うことは、今の大学生ほど適当で信用できないジャンルはないなと思うのです。(もちろん例外はあります。)
でもね、やっぱり総合して言えることはほとんどの人が自立できていないからなんですよ。
周りの大人が作ってきたレールの上をふらふらと浮遊しているだけ。失敗したら自己責任なんて感覚を持っている人はほとんどいませんからね。
これは決して大学生を批判しているんじゃないんです。そうした構造を作ってしまっている社会や周りの大人たちに対して気づいて欲しいなと思っているのです。
あなたたちの時代での正解をレールとして引いて、それがこどもたちのためだと思っていることがまず大きな問題なのです。
雇い主であるイケダハヤトもこの本で書いています。
僕たちの時代はとても変化の激しく、選択肢が多いため、決まったレールを敷くことで自分自身の感覚とのすり合わせができないままにコトが進んでいき、ふと気がつくと自分はどこにもいなかったみたいなコトが起こってしまうんですよ。
ドリームキラーは”あなた”です。
こどもたちを取り囲む大人に言いたい。
ドリームキラーは”あなた”です。
あなたなりに必死にこどものためを想って、導いてあげてきたのだろうと思います。その努力を否定するつもりは全くありません。が、その努力は同時にこどもたちがこれから見つけるコトのできるかもしれない”夢”までも奪ってしまうことでもあることを忘れてはいけないと思うのです。
百姓のこどもは百姓。武士のこどもは武士。と生まれてきた時から決められてしまっていた時代と今は全然違うのです。
選ぼうとする選択肢さえ与えられていれば、成功するかわからないけど夢を追い求めることができる時代なのです。
導いてあげることは大事なことです。しかし、自分の都合を押し付け、レールを作ってあげることはその子にとって本当にいいことなのでしょうか。
こどもが夢を持ち、その夢を本気で応援してあげることが周りの大人のすべきことなのではないでしょうか。
全国の高校生が自らの心の声を形にする「全国高校生マイプロジェクト」
東日本大震災以降、中高生ぐらいの世代の動きが全国的に活発化しています。
僕自身も宮城県の気仙沼市へ1年間住んで活動していたこともあり、その感覚を実体験として味わいました。
当時、僕の活動していたNPO法人底上げという団体も高校生の活動を全力でサポートする事業をしています。本当高校生のエネルギーって周りの大人が思っているよりすごいんですよ。
そこには自分自身の根底から湧き出た”夢”があり、”希望”がありました。
震災という大きな衝撃的なことがあったからこそ、生まれてきた感情かもしれませんが、実はこうした感覚といのは気がつく機会がないだけで、機会さえあればどんな人にも気づくことができるものなのです。
また、全国規模で高校生による活動をサポートしているのが、NPO法人カタリバです。
その活動は、マイプロジェクトという教材を利用し高校生が自らを知り、深め、そしてプロジェクトとしてアウトプットすることを支援する活動です。
参考:全国マイプロジェクト
カタリバはマイプロジェクトのことをこのように説明しています。
うまいですね。うまく伝えるのが難しいので使わせてもらいました。
「こうあってほしい」は、なんだっていい。
「こうあってほしい」は、誰だってもっている想い。自分にしか作れない「マイプロジェクト」
って文言が個人的にはお気に入りです。
【参考:全国高校生MY PROJECT AWARD 2013の様子】
【参考:全国高校生MY PROJECT AWARD2014の様子】
紹介動画がありました。一度ご覧ください。
この教材を文章で伝えるのがすこぶる難しく。体感してみて初めて気がつく、シンプルだけどなかなかできないことを気づかせてくれる教材なのです。
ここで重要なことは、
- 安心安全な場であること(否定されたり、批判されたりしない)。
- ドリームキラーがいないこと。
なんですよね。
普段の生活をしていると生まれてこない感情が、こうした”場”を作ることで気がつき、行動へ移っていくのです。
四国初!今年度、中高生に向けてのマイプロジェクトを開催します。
はい!前振りが長かったですが、今年度立ち上げるNPO法人の教育活動の中でこのマイプロジェクトを取り入れました。
僕の出身校である、高知大学でこのマイプロジェクトを専門的に研究されている先生がおり、その人を講師として迎えます。
全6回の講座とオンライン上でのサポートを年間を通してやります。
このチラシ内では明記していないのですが、定員は20名。また、参加ターゲットは原則高知県内の中高生に限ります。
また、同じ学校からの参加者は4名までとさせていただきます。(知り合いが多いと話せないこともあったりするので。)
しかも!今年度は地元自治体の土佐町が支援してくださっているので、参加費はなんと無料。(※合宿の際には宿泊代、食事代が多少かかります。)ありがたや、ありがたや。
市内からの参加者の方は土佐町の会場までお越しいただくことになりますが、そこまでしても参加する意味のある教材となっています。現在、一番遠くからは室戸高校からの参加者いるんです!すばらしい!
距離を飛び越えて参加する意味を感じてくださる方に参加してもらえると嬉しいですね〜
以下、参加方法をまとめておきます。
①参加表明をメールで送る。(onereihoku@gmail.com 担当大石)
②とりあえず説明会へ参加する!
嶺北会場と市内会場で全3回ずつ開催する予定になっています。上記のメールへ希望の旨を連絡してください。
最終、参加決定された方は、参加登録フォームへの記入。送信をお願いします。
>>>>>参加申し込みフォーム
参加費を無料でできるのは初年度のみだと思いますので、ぜひビビっときた方はご連絡をお待ちしています。
親や先生に言われたからではなく、自分自身が考えたからやりたいことを小さくでもいいのでやってみることだけで、だいぶ見えてくる世界は変わると思いますよ。
自分自身がドリームキラーになってしまっていたと思う親御さんなんかは是非ともこどもにこうした機会を教えてあげてください。
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NPO法人ひとまき代表理事
猟師・企画デザイナー
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ジビエ特化メディア「ジビエーる」を運営。
詳しいプロフィール
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