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人間の発想力を最大限に引き上げる。ベーシックインカム制度とは…?

2015.12.09

こんな記事を見つけました。

フィンランド、国民全員に800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給へ

フィンランドはつくづく先端的な動きをする国だな〜と思うわけですが、ここでベーシックインカムという文言が出てきているので、それに関して僕の考えを書きたいなと思います。

ベーシックインカムがあることで起こるメリット、デメリット

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ベーシックインカムとは…

最低限所得保障の一種で、主には政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想のこと。

ヨーロッパでは1970年あたりから議論が進められている。

参考→wikipedia

最近まではまだ構想というような話をされていたのですが、上記の記事によって世界初、フィンランドでベーシックインカム制度が設けられるという話が出てきたのです。

今まで様々な議論が行われて多くのメリットやデメリットがあげられてきたようなのですが、僕なりに精神的な面からのメリットとデメリットを考えてみます。

メリット

  • 社会参加しやすい精神状態になる。
  • 働かないと生きていけないという考え方にならない。
  • 発想力、柔軟性が向上する。
  • 地方移住のハードルが下がる。
  • 一人一人が個性を発揮しやすくなる。

ざっと挙げてみましたが、もっともっとあるでしょう。

一人一人が生きていくのに最低限必要なお金を持っていることでできる精神的余裕はとても大事です。それによって社会参加をする意欲や余裕も出てくると考えられます。

また、日本で考えると地方移住のハードルとして”仕事がない”というような考えが多いように感じるのですが、最低限の収入を持っていることでそのハードルはとても低くなるでしょう。

デメリット

  • やる気の低下。
  • 勤労意欲の低下。

デメリットはメリットのほぼ逆を言うことができて、人によっては勤労意欲の低下を招き、また生きがいをもつことや様々な物事に対するやる気の低下にもつながります。

このように一人一人の考え方によってメリットにもデメリットにもなりうる政策なのです。

8ヶ月間、ベーシックインカムを受けてみて

僕は今年の4月に大学を卒業して、現在雇い主であるプロブロガーのイケダハヤトさんにベーシックインカムを受けています。

ぶっちゃけちゃうと、月10万円くらい!

国民健康保険、国民年金、奨学金の返済、生活費、食費など…

雇い主と書いていますが、正直月にイケハヤさんからお願いされる仕事はほぼありません。

あるとすれば、ビックイシューオンラインで少し記事を書くことくらいかな。

そんな僕は毎月ベーシックインカムがあることで、ほんと様々なことに積極的に取り組むことができてるんですよね。

フリーライターとしての仕事も月に何件か持っていますし、まちづくり関係だとかのアドバイザーや講演活動、お金にならないけど社会的に意義のあることだと思える活動なんかも超積極的にできています。

ほんと感謝感謝です。

10月からは高知県の山奥の家に住み始めることができて、これからどんどん新しいことを生み出していきます。

僕の場合は自分のやりたいこと、社会にこんなのが必要だと思っていても、働かないと生きていけないみたいなところが一番ネックなことだったんですよね。

やる気は満々なんだけど、そのやる気を発揮する場所がない!!!!ってことが超ストレスだったんです。

まあ、そんな時にイケハヤさんにお願いをして、ある意味でパトロンになってもらったわけなんです。

期間限定のベーシックインカム制度はどうだろう?

実は僕もイケハヤさんとはしっかり話をしてるわけではないのですが、大体2年を目安にベーシクインカムをいただくという感じにしようかと思っているんですね。

なぜ、2年なのかというと僕自身が現在やっていること、やろうとしていることが軌道に乗って最低限の生活出来るお金を稼ぐためにそのぐらいの期間必要かなと思っているからなんです。

実際、来年度に新事業を立ち上げるために現在奮闘しています。

そんな僕が思うベーシックインカム制度のよりよい形として考えているのはまさに、

”学生期間を終えてから、2年間は最低限の生活のできるベーシックインカムを与える”

というような形をとったらどうだろうかと思うわけです。

日本の社会で考えてみると、学生を経て、社会に出て行くハードルはとても高いような気がしています。

学生じゃなくなった瞬間からかかってくる様々なお金は自分自身で稼ぐことは到底難しいわけです。

だから、多くの人は学生期間を終えるとすぐに企業へ就職します。

でも、そのなかでうまくいかず会社を辞めてしまう人や精神的に病んでしまう人は少なくありません。

その背景には”仕事をしないと生きていけない”という重圧感があるのだと思います。

そんな重圧から解き放たれて自由になった時、ひとりひとりの発想力が最大限に引き出されるのではないのかな〜と思うんです。
ベーシックインカム日本でもやらないかな〜〜
 

フィンランドのこれからの動向に注目ですね!

興味のある人は著書もどうぞ!
 

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